Dell EMC OpenManage Server Administrator

プラットフォームイベント

このウィンドウを使用して、リストされているイベントのひとつが発生した場合にお使いのシステムがどのように対応するかを決定します。リストされているプラットフォームイベントのそれぞれに特定の対応一式を選択できます。

ユーザー権限

表1. ユーザー権限
選択 表示 管理
プラットフォームイベント ユーザー、パワーユーザー、システム管理者 システム管理者
メモ: ユーザー特権レベルの詳細については、「Server Administrator GUI の特権レベル」を参照してください。

プラットフォームイベント

プラットフォームイベントインタフェースは、特定のプラットフォームイベントに個別の処置を行うことを可能にします。ユーザーは、シャットダウン処置を行うイベントを選択できます。特定の処置を選択して、これらの処置のためにアラートが確実に送付されるようにすることができます。また、選択した IP アドレス送信先に警告を送付することもできます。

メモ: VMware ESXi オペレーティングシステムの制限上、本リリースの Server Administrator ではアラート処置の設定機能は使用できません。
メモ: プラットフォームイベントのシャットダウン処置を なし 以外に設定すると、特定イベントの発生時にお使いのシステムが強制的にシャットダウンされます。このシャットダウンはファームウェアによって開始され、オペレーティングシステムや実行中のアプリケーションを事前にシャットダウンすることなく行われます。
メモ: お使いのシステムに存在しないコンポーネント用のイベントは表示されません。次のイベントリストには、可能な設定が説明されています。

次の表は、プラットフォームイベントのリストと、各イベントの簡単な説明です。

ファンプローブエラー ファンの稼動速度が遅すぎるかまったく動作していません。
電圧プローブ障害 電圧が低すぎて適切な操作が行えません。
外付け電圧プローブ障害 電圧が低すぎて適切な操作が行えません。
温度プローブ警告 温度が過度の高低の限度に近づいています。
温度プローブエラー 温度が高すぎるか低すぎて正しく動作できません。
検出されたシャーシイントルージョン システムシャーシが開けられました。
冗長性低下 ファンや電源装置の冗長性が低下しています。
冗長性喪失 システムのファンおよび / または電源装置には冗長性がありません。
プロセッサ不在 プロセッサが取り外されました。
プロセッサ警告 プロセッサがピークパフォーマンス以下または速度以下で動作しています。
プロセッサ障害 プロセッサが故障しました。
PS/VRM/DCtoDC 警告 電源装置、電圧調整モジュールまたは DC から DC への変換機は障害が差し迫った状態です。
PS/VRM/DCtoDC エラー 電源装置、電圧調整モジュールまたは DC から DC への変換機が故障しました。
ハードウェアログエラー ハードウェアログが満杯か空であり、システム管理者の注意が必要です。
自動システムリカバリ システムがハングしているか、応答しておらず、自動システム回復によって設定された処置を実行しています。
バッテリプローブ警告 バッテリが推奨されている充電レベル未満で稼動しています。
バッテリプローブ障害 バッテリが故障しました。
電源装置がありません 電源装置が取り外されました。
システム電源プローブ警告 電力消費量が障害しきい値に近づいています。
システム電源プローブ障害 電力消費量が許容上限を超え、障害が発生しました。
リムーバブルフラッシュメディア障害 リムーバブルフラッシュメディアが故障しました。
リムーバブルフラッシュメディア警告 リムーバブルフラッシュメディアは障害が差し迫った状態です。
リムーバブルフラッシュメディア不在 リムーバブルフラッシュメディアが取り外されました。
内蔵デュアル SD モジュールカード重要 内蔵デュアル SD モジュールカードが故障しました。
内蔵デュアル SD モジュールカード警告 内蔵デュアル SD モジュールカードは障害が差し迫った状態です。
内蔵デュアル SD モジュールカード不在 内蔵デュアル SD モジュールカードが取り外されました。
内蔵デュアル SD モジュールの冗長性損失 内蔵デュアル SD モジュールカードに冗長性がありません。

プラットフォームイベントのための処置の設定

各プラットフォームイベントをクリックして、プラットフォームイベントに対する次のタイプの対応を設定することができます。

  • Action
  • アラートの生成

シャットダウン処置とアラート生成は「プラットフォームイベントの設定」ページで設定できます。

Action

自動システム回復 およびハードウェアログが満杯または空 を除くプラットフォームイベントのすべてで処置を選択できます。たとえば自動システム回復(ASR)は、処置がすでに ASR のイベント定義の一部であることから処置は選択できません。各プラットフォーム用に有効化された処置は、プラットフォームイベント ページにチェックマークとして表示されます。

アラートの生成

アラートの生成を有効化すると、アラートの生成 列にチェックが付きます。

プラットフォームイベントのフィルタ設定

次の制御では、プラットフォームアラートをグループとして一度に送信する操作を有効および無効にできます。プラットフォームイベントフィルタアラートを有効にする の横にあるボックスにチェックを入れると、有効にしたすべてのアラートが送信されます。プラットフォームイベントフィルタアラートを有効にする の横にあるボックスのチェックを外すと、有効にしたアラートは一切送信されません。

メモ: 有効な送信先にプラットフォームアラートを送信するには、プラットフォームイベントフィルタアラートの有効化 と、少なくとも 1 つの アラートの生成 が選択されている必要があります。
Server Administrator 処置ページに表示される他のボタンの説明については、「Server Administrator ウィンドウのボタン」を参照してください。