アラート処置の設定
このウィンドウを使用して、警告または重要 / 障害警告が発生した場合に、これをシステムの管理責任者にどのように通知するかを決定します。
ユーザー権限
選択 | 表示 | 管理 |
警告 | ユーザー、パワーユーザー、システム管理者、昇格システム管理者(Linux のみ) | パワーユーザー、システム管理者、昇格システム管理者(Linux のみ) |
Broadcast | システム管理者、昇格システム管理者(Linux のみ)、パワーユーザー | システム管理者、昇格システム管理者(Linux のみ)、パワーユーザー |
アプリケーションの実行 | システム管理者、昇格システム管理者(Linux のみ) | システム管理者 |
Server Administrator では、イベントが起こる前に、重要なイベントが発生したことをシステムの管理責任者に通知する方法を決定できることから、アラート処置を設定が可能です。
アラート処置を設定するためのイベントタイプ
システムコンポーネントに影響するイベントの分類に使用される用語の詳しい説明については、「イベントタイプの定義とコンポーネントの正常性」を参照してください。「Linux オペレーティングシステムを実行するシステムのためのアラート処置の設定」に関する特定の情報については、ここをクリックしてください。
任意のコンポーネントの アラート管理 タブと アラート処置 サブタブをクリックすると、アラート処置 ダイアログボックスを表示できます。アラート処置 ダイアログボックスは、イベントのためにすでに設定されている可能性のあるアラート処置があれば表示します。使用できるアラート処置は、設定可能なすべてのイベントで同じです。コンソール画面でのメッセージの表示、システムにマップされたドライブを持つ特定のユーザーのコンソールに表示されるアラートダイアログボックスのブロードキャスト、またはイベントへの対処として介入またはその他の処置を行うアプリケーションの実行が可能です。
パワーユーザーまたはシステム管理者として Server Administrator にログインしている場合、アラート処置 サブタブは複数の場所で利用できます。コンポーネント用に設定できるアラート処置すべての概要については、次の手順を実行してください。
- Server Administrator ホームページ(ホームページは Server Administrator にログインすると最初に表示されるウィンドウです)の左側ペインの システムツリー から システム を選択します。
- アラート管理 タブの下で、アラート処置 サブタブをクリックします。アラート処置 ウィンドウが表示され、アラート処置を設定できるすべてのイベントタイプおよびコンポーネントをリストアップします。
- イベント フィールドで下線の付いたアイテムのいずれかをクリックします。アラート処置の設定:<イベント名>(たとえば、アラート処置の設定:電源装置重要)という別のウィンドウが表示されます。
アラート処置への移動
下記の表は、さまざまなイベントタイプのためのアラート処置にアクセスできる Server Administrator 内のウィンドウの概要です。
システムツリー選択 | タブ | サブタブ | ウィンドウ |
システム / サーバモジュール | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:ウォッチドッグ ASR |
アラート処置の設定:電源装置重要 | |||
アラート処置の設定:温度プローブ警告 | |||
アラート処置の設定:温度プローブ障害 | |||
アラート処置の設定:ファンプローブ警告 | |||
アラート処置の設定:ファンプローブが障害を検出 | |||
アラート処置の設定:電圧プローブアラート | |||
アラート処置の設定:電圧プローブ障害 | |||
アラート処置の設定:バッテリプローブアラート | |||
アラート処置の設定:バッテリプローブが障害を検出 | |||
アラート処置の設定:検出されたシャーシイントルージョン | |||
アラート処置の設定:冗長性劣化 | |||
アラート処置の設定:冗長性損失 | |||
アラート処置の設定:メモリ障害前 | |||
アラート処置の設定:メモリ障害 | |||
アラート処置の設定:ハードウェアログ警告 | |||
アラート処置の設定:ハードウェアログ障害 | |||
アラート処置の設定:プロセッサ警告 | |||
アラート処置の設定:プロセッサ障害 | |||
アラート処置の設定:電源装置警告 | |||
アラート処置の設定:システム電源プローブ警告 | |||
アラート処置の設定:システム電源プローブがエラーを検出 | |||
アラート処置の設定:システムピーク電力 | |||
アラート処置の設定:ストレージシステム警告 | |||
アラート処置の設定:ストレージシステム障害 | |||
アラート処置の設定:ストレージコントローラ警告 | |||
アラート処置の設定:ストレージコントローラ障害 | |||
アラート処置の設定:物理ディスク警告 | |||
アラート処置の設定:物理ディスク障害 | |||
アラート処置の設定:仮想ディスク警告 | |||
アラート処置の設定:仮想ディスク障害 | |||
アラート処置の設定:エンクロージャ警告 | |||
アラート処置の設定:エンクロージャ障害 | |||
アラート処置の設定:ストレージコントローラバッテリ警告 | |||
アラート処置の設定:ストレージコントローラバッテリ障害 | |||
メインシステムシャーシ / メインシステム | |||
バッテリー | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:バッテリプローブアラート |
アラート処置の設定:バッテリプローブが障害を検出 | |||
ファン | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:ファンプローブ警告 |
アラート処置の設定:ファンプローブが障害を検出 | |||
イントルージョン | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:検出されたシャーシイントルージョン |
メモリ | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:メモリ障害前 |
アラート処置の設定:メモリ障害 | |||
電源装置 | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:電源装置警告 |
アラート処置の設定:電源装置重要 | |||
アラート処置の設定:冗長性劣化 | |||
アラート処置の設定:冗長性損失 | |||
プロセッサ | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:プロセッサ障害 |
アラート処置の設定:プロセッサ警告 | |||
温度 | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:温度プローブ警告 |
アラート処置の設定:温度プローブ障害 | |||
電圧 | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:電圧プローブアラート |
アラート処置の設定:電圧プローブ障害 | |||
電源管理 | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:システム電源プローブ警告 |
アラート処置の設定:システム電源プローブがエラーを検出 | |||
アラート処置の設定:システムピーク電力 | |||
リムーバブルフラッシュメディア | アラート管理 | アラート処置 | アラート処置の設定:リムーバブルフラッシュメディアが存在する |
アラート処置の設定:リムーバブルフラッシュメディアが取り外されている | |||
アラート処置の設定:リムーバブルフラッシュメディア障害 |
アラート処置の定義
アラート処置とは、指定された条件が満たされたときに実行するように、お使いのシステムに指定することができる処置を言います。たとえば、システムのファンプローブの読み取り値が 300 のファン RPM で、そのファンプローブの最小アラートしきい値が 600 RPM になっている場合、システムはファンプローブアラートを生成します。アラート処置設定は、このイベントの通知方法を設定します。アラートまたは障害範囲に当てはまる温度および電圧プローブの読み取り値には、アラート処置も設定できます。
アラート処置の選択
アラートや重要 / 障害イベントが発生すると、Server Administrator は、お使いのシステムを監視および管理する責任者に対してアラートするための方法をいくつか提供します。設定可能コンポーネントにはそれぞれアラート処置の設定ウィンドウがあります。電圧障害、メモリ障害前、またはシャーシイントルージョンなどの各イベントタイプには、複数の処置を選択できます。特定のイベントタイプに対して有効化したい各処置のチェックボックスをクリックします。
Server Administrator をインストールすると、すべてのアラート処置がデフォルトで無効にされます。選択された処置は、パワーユーザーまたはシステム管理者が有効にできます。
サーバでのアラートメッセージの表示 | システムのコンソール警告を有効にします。有効になると、Server Administrator を実行しているシステムに取り付けられたモニタの画面表示上にビジュアルな警告メッセージが表示されます。 |
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メッセージのブロードキャスト | 特定のユーザーに対してブロードキャストされるアラートメッセージを有効にします。対応 Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行するシステムでは、アクティブなターミナル(またはリモートデスクトップ)セッションがあるすべてのユーザーにアラートメッセージがブロードキャストされます。OK をクリックしてアラートを終了します。対応 Linux オペレーティングシステムを実行するシステムでは、ローカルシステム上にアクティブなシェルを持つオペレータのみにアラートメッセージがブロードキャストされます。 メモ: Microsoft Windows を実行しているシステムに Server Administrator がインストールされると、ブロードキャストメッセージアラートは、コンソールセッションを含めたアクティブな Terminal(または Remote Desktop)セッションすべてに送信されます。 |
アプリケーションの実行 | アプリケーションプログラムを実行します。実行可能ファイルの名前、およびシステム上でのそのファイルの完全修飾パスを入力する必要があります。 有効にすると、診断、解決、またはその他の方法で介入して対応処置を行うためにユーザーが指定したプログラムを Server Administrator が実行します。アプリケーションの例としては、システムの管理責任者を呼び出すものがあります。 メモ: アプリケーションの実行オプションを表示または管理できるのは、システム管理者だけです。 メモ: 対応 Linux オペレーティングシステムを実行するシステムでは、一般ユーザーがシステム管理者に昇格された場合、アプリケーションの実行 オプションは使用できません。 |
アプリケーションへの絶対パス | このウィンドウで説明されるコンポーネントのイベントが発生した場合に実行するアプリケーションの完全パスとファイル名を入力します。 メモ: 対応 Linux オペレーティングシステムを実行するシステムでは、Server Administrator はあらゆるユーザーが書き込み可能なアプリケーションファイルへの絶対パスを許可しません。 メモ: アラート処置の設定、およびアラート処置の設定における制限事項の詳細については、こちら をクリックしてください。 |